柴犬

英語表記
Shiba Inu

原産国
日本

体重
オス:約10kg
メス:約8kg

体高
オス:約39.5cm
メス:約36.5cm

性格や魅力
柴犬は、その独立心が強く、飼い主とも適度な距離感を保つ性格から、ツンデレ犬とも称されます。初対面の人に対しては警戒心を見せることもありますが、飼い主に対しては非常に忠実です。また、その小さな体からは想像もつかないほどの体力と活発さを持ち、飼い主と一緒にアクティブに過ごすことを楽しむ犬種です。その一方で、頑固な一面もあり、しつけは根気強く行うことが求められます。

歴史
柴犬は日本古来の犬種であり、その歴史は非常に古いとされています。DNA分析研究によれば、柴犬は狼との近さが2番目で、非常に古い犬種であることが示されています。縄文時代の遺跡からは、柴犬の直系祖先である縄文柴と呼ばれる犬の骨が出土しており、その存在は紀元前1万年前にまで遡るとされています。その後も長い歴史を経て、現在の柴犬の姿に至りました。特に、明治時代以降の日本犬の保存運動により、純粋な柴犬の血統が守られてきました。

飼育の注意点
柴犬は見た目以上の体力があるため、毎日しっかりと1時間以上の散歩が必要です。また、性格的にはやや幅の広い個体差があり、我が強く、しつけや訓練が入りにくい性格の個体もいます。そのため、しつけは根気強く行うことが重要です。また、柴犬は短毛ですが、抜け毛が多い犬種でもあります。特に換毛期には抜け毛の量が増えるため、日々のブラッシングが重要となります。また、皮膚疾患の多い犬種としても知られており、その症状や原因は多様で、マラセチアなどの真菌が原因であるもの、内分泌疾患によるもの、食物アレルギーや接触アレルギー、原因不明のアトピーまで非常に多くの種類の皮膚病を好発します。早期発見、早期治療を心がけるようにしましょう。また、健康で長寿の個体が多いことも特徴で15歳以上になる柴犬も多くいますが、痴呆の症状が出やすいとされています。高齢になっても好奇心を刺激し、ゆっくり歩きでも散歩に連れ出すことが予防になる場合も多くあるようです。