ダックスフンド

英語表記
Miniature Dachshund

原産国
ドイツ

体重
3.5kg〜4.8kg

体高
胸囲30cm〜35cm

性格や魅力
ミニチュアダックスフンドは陽気で好奇心が強く、非常に活発な犬種です。やや頑固なところがありますが、賢く順応性が高いため、しつけや訓練は受け入れやすい性格です。自立心のある猟犬ですので、甘やかしすぎると扱いにくくなります。

歴史
ミニチュアダックスフンドは、中世の頃にドイツで作出されました。3つのサイズにわけられており、ミニチュアダックスは3つのサイズの中間ということもあり、自分の体より大きいアナグマ猟から小さなウサギ狩りまで、猟の場面で幅広く働いてきました。日本ではジャパンケネルクラブ(JKC)発行の血統書の中に、サイズのバラエティーが記載されています。

飼育の注意点
ミニチュアダックスフンドは活発で遊び好き、前向きでめげない性格です。1日1時間程度の散歩に加えて、ボール遊びなどのゲームの時間も作ってあげましょう。家族に対して愛情深い反面、外に対しては警戒心を持ち、他人や他犬に対して神経質になることがあります。子犬の頃から社会性を育んで、扱いやすく飼いやすい犬に育てましょう。また、 ダックスフンドの紐にはロングヘア、ワイヤー、スムースなどがありますが、ダブルコートで あるため換毛期は毛が抜けやすく ロングヘアーとワイヤーはブラッシングが特に必要になります。 スムースの場合は特に冬の寒さに弱いので衣類を着せるなどの工夫をしてあげましょう。 逆に夏は足が短く地面に近いため熱中症にかかりや酸いので散歩は朝晩の涼しい時を選んで短く済ませましょう。

気を付けたい病気
ミニチュアダックスフンドは、両親犬の毛色がダップルで子犬がダップルの場合(ダブルダップル)や、ブルー(かなり明るい灰色)やパイボールド(白の多い2色以上)と呼ばれる珍しい色の場合、白い毛色の遺伝子が原因とされる疾患を持つ確率が高くなります。特にダブルダップルやブルーは進行性網膜萎縮(PRA)やてんかんを比較的起こしやすいとされていますので、注意が必要です。

また、椎間板ヘルニアは、ダックスフンドに限らず、短足胴長の犬に起こりやすい病気です。ダックスフンドが椎間板ヘルニアの好発犬種であることはよく知られています。成長期には運動でしっかり筋肉をつけ、中年齢以上では発症を予防するために太らせないことが大切です。ミニチュアダックスフンドは活発な犬種ですので、歩くのを嫌がるそぶりを見せた時は、よく注意して観察し早期発見に努めましょう。