ゴールデンレトリバー

ゴールデンレトリバー

原産国: イギリス(スコットランド)
体重: 29〜34kg 体高: 56〜61cm

性格・魅力

世界中で「理想的な家族犬」として愛されているゴールデンレトリバー。その人気の秘密は、溢れんばかりの愛情と、驚くほど安定した穏やかな性格にあります。怒ることがほとんどなく、誰に対してもフレンドリー。子どもから高齢者まで、あらゆる人と自然に仲良くなれる天才的なコミュ力の持ち主です。

知性も高く(全犬種中第4位)、盲導犬・聴導犬・介助犬・セラピー犬として世界中で活躍しています。「口が柔らかい」という特性を持ち、生卵を咥えても割らないほど繊細なコントロールができます。これが鳥猟犬としての本来の仕事に由来しています。

おもしろ歴史

ゴールデンレトリバーはスコットランドの貴族、ダドリー・マリバンクス卿(後のツイードマウス卿)が1864年から約50年かけて作り上げた犬種です。水辺での水鳥猟に最適な犬を目指し、黄色のウェービーコーテッドレトリバーにトゥイードウォータースパニエルを交配させたのが始まりとされています。

当初は「イエローレトリバー」と呼ばれており、「ゴールデン」の名が定着したのは後のことです。1903年にイギリスケンネルクラブに正式登録され、その後またたく間に世界中に広まりました。

映画やドラマに引っ張りだこの犬種でもあり、人なつっこい性格が撮影現場でも重宝されています。

飼育のポイント

大型犬なので毎日たっぷりの運動が必要です。1日1〜2時間の運動が理想的。泳ぎが得意な犬種なので、水遊びは最高のエクササイズになります。抜け毛が多い犬種のため、週2〜3回のブラッシングは必須です。特に換毛期(春・秋)は毎日のブラッシングが必要になります。

食欲が旺盛で肥満になりやすいため、食事量の管理と定期的な体重チェックを。大型犬特有の「胃捻転」予防のため、食後すぐの激しい運動は避けましょう。

かかりやすい病気

「股関節形成不全」と「肘関節形成不全」は大型犬に多い遺伝性疾患で、定期的なレントゲン検査が推奨されます。また、残念ながら「悪性腫瘍(がん)」の発生率が高い犬種でもあります。欧米の研究では2頭に1頭ががんで亡くなるという統計も。定期的な健康診断が命を守ります。目の病気(白内障、PRA)にも注意が必要です。

ワンダフル豆知識

ゴールデンレトリバーは世界でも指折りの人気犬種ですが、実は「ゴールデン」という名称は元々非公式でした。当初はただの「黄色い犬」扱いだったのが、その魅力で世界を征服していったのです。今や映画・CMの「いい家族感」を出すための定番キャスティング。まさに人類の友です。