チワワ

チワワ

原産国: メキシコ
体重: 1.5〜3kg 体高: 12〜20cm

性格・魅力

世界最小の犬種でありながら、その心の大きさは大型犬にも引けを取りません。チワワは「自分が小さい」ということを知らない、あるいは完全に無視して生きている犬です。大型犬に向かっていくチワワ、威嚇するチワワ—その勇猛さは時に笑いを誘いつつも、誰もが「すごい…」と感じずにはいられません。

家族に対しては深い愛情と忠誠心を持ち、特定の人に強く執着する傾向があります。その独占欲は強めなので、ほかの犬やペットと一緒に暮らすには社会化が重要です。見知らぬ人には警戒心を示しますが、慣れると愛嬌たっぷりになります。

おもしろ歴史

チワワの祖先は、古代アステカ文明の「テチチ」という犬とされています。テチチは現在のチワワより大きく、アステカでは神聖な存在として扱われていました。亡くなった人の魂を冥界に案内する役割を担うとされ、飼い主と共に埋葬されることもあったとか。

現代のチワワに繋がる小型化は、メキシコのチワワ州で発見された記録が最初とされており、1850年代にアメリカ人がメキシコで発見し持ち帰ったことで世界に広まりました。名前は発見地の「チワワ州」から来ています。

世界最小の犬としてギネス記録に登録されているのも歴代チワワが多く、最小記録は体高9.65cmというものもあります。まさに「最小・最大の存在感」を持つ犬種です。

飼育のポイント

体が小さい分、低血糖に陥りやすいです。特に子犬期は1日3〜4回の少量食が基本で、食事のタイミングを守ることが健康管理の第一歩です。また、骨が細く骨折リスクが高いため、高いところからのジャンプや、誤って踏まれないよう生活環境の安全対策が必須です。

寒さが大の苦手。秋冬は洋服を着せて体温を守ってあげましょう。震えているときは「寒い」サインです。脅えているときも震えることがありますが、原因を見極めてあげることが大切です。

かかりやすい病気

「水頭症」はチワワに特有の疾患で、頭部の形が丸く大きい個体に多い傾向があります。「膝蓋骨脱臼(パテラ)」は小型犬共通のリスク。「気管虚脱」はハーネスでの散歩で負担を軽減できます。「低血糖症」は子犬期に特に注意が必要で、ぐったりして動かなくなったらすぐに砂糖水などで応急処置し動物病院へ。平均寿命は14〜20年と犬種の中でも最長クラスです。

ワンダフル豆知識

チワワは「ハンドバッグドッグ」として有名で、欧米のセレブがバッグに入れて持ち歩くスタイルが一世を風靡しました。が、チワワにとってバッグの中は運動不足の原因に。かわいいから連れ歩くのはいいですが、ちゃんと地面を歩かせる時間も大切です。体は小さくても、れっきとした犬ですから。