チワワ

原産国
メキシコ

体重
1.5kg~3kg

体高
12cm~20cm

性格や魅力
チワワは小さな体格ながらも、活発で好奇心が強い性格を持っています。また、非常に保守的で、家族とそうでない人をはっきりと区別します。そのため、侵入者に対しては非常に敏感に反応し、番犬として優秀です。しかし、その反面、怖がりから吠え癖が出ることもあります。

歴史
チワワの歴史は古代メキシコにまで遡ります。その祖先とされる「テチチ」は、9世紀以降の記録に登場します。1850年にメキシコのチワワという町で3頭の小さな犬が発見され、その発見地にちなんでチワワと名付けられました。これらの犬たちは、現在のチワワの基礎となり、アメリカで犬種の固定化が図られました。

飼育の注意点
チワワは小さな体格ながらも活発で好奇心が強い犬種です。そのため、適度な運動と刺激が必要です。運動量そのものは室内だけでも事足りますが、精神的に落ち着いた飼いやすい犬とするためには、気候の良い時期は毎日20分程度の散歩に連れ出すことが大切です。また、賢く物覚えが良い一方で頑固な面もありますので、しつけは根気よく、工夫をしながら行いましょう。

気を付けたい病気
チワワには、頭部に「ペコ」と呼ばれる凹がある個体が多く出ることが知られています。これは泉門という名前で、頭蓋骨の接合部ですが、この接合が不完全な状態で生まれてくることで起こります。ペコのある個体は特に頭に対する刺激や激しい振動は避けるようにしましょう。

また、チワワに起こりやすい病気は、ほかに膝蓋骨脱臼や眼病、神経疾患などが知られています。早期発見、早期治療を心がけるようにしましょう。

小さな体格ながらも、その活発さと好奇心からくる魅力は大きなものがあります。しかし、その一方で、特有の病気や体調管理には十分な注意が必要です。これらの情報を踏まえて、チワワとの生活を楽しんでください。