「ご飯のあと少し経ったら散歩に行こう」——その「少し」が不十分だと、愛犬が命に関わる危険にさらされることがあります。
胃捻転(いねんてん)という病気をご存じですか?
胃が内容物ごとねじれてしまう病気で、正式名称は「胃拡張・胃捻転症候群(GDV)」。発症すると急激に全身状態が悪化し、数時間で死に至ることもある緊急疾患です。大型犬・胸が深い犬種(ゴールデンレトリバー、ジャーマンシェパード、グレートデンなど)に多く発症しますが、中型犬でも起こります。
発症しやすい状況
・食後すぐの激しい運動
・大量の水を一気飲みしてからの運動
・一度に大量の食事(特に早食い)
予防のための基本ルール
食後は最低1〜2時間は安静にさせましょう。散歩で興奮させたり走り回らせるのはNG。特に大型犬・早食いの犬は要注意。食事を1日2〜3回に分けて量を抑えること、早食い防止用食器の使用も有効です。
逆に「散歩してから食事」の順番にするのが最も安全とされています。散歩後の適度な疲れがあると、食事もゆっくり食べる傾向があります。
胃捻転のサインは「何度もえずくが吐けない」「腹部の膨張」「よだれが多い」「落ち着きがない」。このサインが見られたらすぐに動物病院へ。一刻を争います。







