昼も寝てばかり!犬の睡眠時間はどれくらい?
犬は一日の大部分を眠っているように見えますが、実際には犬の眠りは浅いです。自然界で生存するために、犬は常に周囲の状況に敏感でなければならず、深く眠ることはほとんどありませんでした。そのため、物音がするとすぐに目を覚ます習性があります。
犬の眠りは大部分が「レム睡眠」で占められ、これは体は休んでいても脳は起きている状態を指します。一方、「ノンレム睡眠」は深い眠りで、大脳が休んで体力回復や免疫力アップに重要です。しかし、犬の眠りの約80%がレム睡眠で、ノンレム睡眠はわずか20%程度しかないため、体力回復に時間がかかり、日中もよく寝る傾向があります。
必要な睡眠時間は成犬で1日約14〜16時間、子犬や高齢犬ではさらに長い時間が必要とされています。普段より長く活動した日は十分に休息を取らせることが大切です。
また、犬は薄暗くて狭い場所を好むため、部屋の隅など刺激の少ない場所にベッドを置くことをお勧めします。このように、犬が安心して眠れる環境を提供することが大切です。