柴犬

柴犬

原産国: 日本
体重: オス10kg・メス8kg前後 体高: オス39.5cm・メス36.5cm前後

性格・魅力

「ツンデレ」という日本語が世界に輸出された最大の理由は、間違いなく柴犬のせいです。飼い主にベッタリ甘えるかと思えば、突然クールな顔で「近づくな」オーラを出す。その気まぐれさが、世界中のファンを虜にしています。

独立心が強く、自分のスペースと自分のペースを大切にする犬種です。忠実さは本物ですが、服従はしない。そのプライドの高さが「犬なのに猫みたい」と言われる所以です。初対面の人には慎重ですが、信頼した相手には全力の愛情を注いでくれます。

おもしろ歴史

DNA解析の結果、柴犬は「遺伝的にオオカミに最も近い14犬種」の一つとして認定されています。現代犬の中でも最も原始的な遺伝子を保持しているのです。縄文時代から日本人と共に暮らしてきた、日本最古の犬種とも言えます。

しかし太平洋戦争中、空爆や疫病でほぼ絶滅寸前まで追い込まれました。戦後の保護活動によりかろうじて種が繋がれ、今日に至っています。今の柴犬はその生き残りたちの子孫なのです。

「柴」という名前の由来には諸説あります。もっとも有力なのは「柴(しば)=小さい」という古語説。もう一つは山野の柴(枝や草)の間を駆け回って狩りをしていたからという説。また、秋の野山を染める柴の紅色がその被毛の色に似ているからという説もあります。

インターネット上で有名な「ドージ(Doge)ミーム」の主役は「かぼす」という名の柴犬。オーナーの佐藤敦子さんが何気なく撮った写真が世界を席巻し、今や仮想通貨「ドージコイン」のシンボルにまでなりました。

飼育のポイント

柴犬のしつけで最も重要なのは「社会化」です。子犬期にさまざまな人・犬・場所・音に慣れさせることで、成犬後の問題行動を大幅に予防できます。独立心が強い分、基本的なコマンド(座れ、待て、来い)は早めに徹底して教えることが重要です。

ダブルコートで換毛期(春・秋)の抜け毛は圧巻。「柴犬を飼うと家が毛だらけになる」は本当です。この時期は毎日ブラッシングを。清潔を好む性格で、自分でグルーミングする姿も見られます。

かかりやすい病気

柴犬に特有の「アレルギー性皮膚炎」は発症率が高い傾向にあります。皮膚がかゆそう、足を頻繁に舐める、耳を掻くなどのサインが見られたら早めに受診を。「緑内障」も柴犬に多い眼疾患で、目の白濁や充血が見られたらすぐ眼科へ。「股関節形成不全」も注意が必要で、定期的なレントゲン検査が推奨されます。

ワンダフル豆知識

柴犬はお風呂が大嫌いな個体が多く、その「お風呂に入れられた直後の呆然とした顔」「びしょ濡れでうつむく顔」がSNSで大バズり。世界中の柴犬飼いがお風呂動画を投稿し合う「お風呂柴犬」ジャンルが確立されています。苦難の表情すらもコンテンツになってしまう、天性のスターです。