愛犬が呼吸困難!? 実はそれ逆くしゃみです

突然激しく鼻をならして「ズーッズーッ」と息ができなさそうな音を出す——初めて見たら心臓が止まりそうになりますよね。でも多くの場合、これは「逆くしゃみ(リバースニーズ)」という無害な現象です。

逆くしゃみとは
通常のくしゃみが「鼻から外に空気を噴き出す」のに対し、逆くしゃみは「鼻から空気を激しく吸い込む」現象です。正式には「発作性呼吸(Pharyngeal gag reflex)」と呼ばれます。

発生する原因
・急に冷たい空気を吸った
・食後や興奮後
・花粉・ほこり・煙などの刺激物
・首輪・ハーネスの圧迫
・小型犬・短頭種に多い(気道の構造的問題から)

見分け方と対処
逆くしゃみは通常20〜30秒で自然に止まります。対処法として、鼻孔をやさしくふさいで口呼吸を促す・喉を優しくさするなどが有効です。頻繁に起きる場合はアレルゲン除去・首輪からハーネスへの変更なども検討しましょう。

本当に受診すべき呼吸の問題
逆くしゃみと異なり、受診が必要なのは:1分以上続く・唇や舌が青紫色になる・倒れる・意識が薄れる、といった症状です。特に短頭種(パグ・フレブル・シーズー)は慢性的な呼吸困難を持ちやすく、「逆くしゃみだろう」と思い込まず、頻発する場合は専門医への相談を推奨します。