しょんぼり顔に潜む病気のサイン

犬が元気がなくなったり、行動が鈍くなったりする原因として、老化だけでなく「甲状腺機能低下症」という病気が隠れている可能性があります。甲状腺機能低下症は、体の代謝を活発にする甲状腺ホルモンの量が足りなくなる病気で、表情が元気がない、毛が薄くなる、極端に寒がる、肥満、皮膚のたるみや黒ずみ、歩き方がぎこちない、つまずくことが多い、疲れやすい、睡眠時間の増加などの症状が見られます。

この病気は、犬がよく寝るようになったり、物音にも目を覚ますことが少なくなったりする「嗜眠」という状態も引き起こします。甲状腺機能低下症は、血液検査で確認できます。症状が気になる場合は、老化だけでなくこの病気の可能性も考えて、獣医師の診察を受けることをお勧めします。

甲状腺機能低下症の治療方法は、不足している甲状腺ホルモンを薬で補うことです。治療を始めて1ヶ月ほどで犬の表情や行動に活気が戻りますが、生涯の投薬が必要となります。心配な場合は一度検査を受けてみましょう。