うちの子、太ってる?体のラインで肥満度チェック
犬の肥満は健康問題を引き起こす可能性があり、一部の研究では肥満犬の寿命が適正体重の犬より最大2年半短いと報告されています。
犬の体型が適正かどうかを判断する便利な方法は「ボディコンディションスコア(BCS)」で、以下の3点をチェックします:
1. くびれ:犬の体を上から見て、腰のあたりに緩やかなくびれがあるかどうかをチェックします。くびれが確認できない場合は肥満傾向、くびれが顕著な場合は痩せすぎの可能性があります。
2. お腹のライン:体を横から見たとき、胸から後ろ足にかけてのお腹のラインが足の付け根に向かって吊り上がっているかを確認します。もしラインが平行もしくはたるんでいる場合は、太りすぎの可能性があります。お腹が凹んで見えるほど吊り上がっている場合は、痩せすぎのサインとなります。
3. 肋骨:肋骨は触るとうっすらと確認できる程度が理想的です。肋骨の位置がわからないほど脂肪で覆われている場合は肥満、肋骨が浮き出ているのは痩せすぎと判断します。
もし犬が減量が必要な場合は、食事管理が基本となります。極端な運動や食事制限はかえって体調を悪化させる可能性があるので、時間をかけて食事の量を少しずつ減らすことを目指しましょう。また、月に1回は体重測定を行い、体重の増減を確認しましょう。