なぜ犬の鼻はいつも濡れているの?

犬の鼻が濡れていたり乾いていたりする違いは鼻のセンサーの活動状態を反映しています。活動中やにおいや風向きを感知したい時には鼻を濡れて感度を上げることが多く、逆に寝ている時やリラックス状態では鼻が乾燥していることが多いです。

また、高齢になると鼻が乾燥しやすくなる傾向がありますが、皮膚が荒れていたり角質が溜まっていなければ特に問題はありません。ただし、乾燥がひどい場合には鼻用の保湿クリームやオリーブオイルを使って潤いを与えることができます。

さらに、犬の鼻には「鼻紋」と呼ばれる細かなシワがあり、これは人の指紋と同じように1つとして同じものは存在しません。この特徴は迷子犬の捜索や個体識別などに利用されることがあります。

つまり、犬の鼻の状態はその活動状態や健康状態を示す重要な指標であり、また「鼻紋」はそれぞれの犬が一人一人異なる個性を表現するユニークな特徴とも言えます。