3歳以上の犬の8割が歯周病!

犬の口腔ケアはとても重要です。3歳以上の犬の約80%が歯周病の予備軍とされています。犬の唾液はアルカリ性で、虫歯菌が活動しにくい環境を作り出します。そのため、犬は人間よりも虫歯になりにくい特性があります。

しかし、問題は犬の歯垢が歯石に変わる期間が非常に短いことです。歯垢が歯石に変わるまでの期間は犬にとっては35日間、人間にとっては約20日間かかります。歯垢と歯石は歯周病を悪化させ、特に歯石は歯ブラシでは落とせません。

歯周病の予防には11回の歯磨きが必要です。しかし、歯磨きが苦手な犬でも、歯石化を防ぐためには3日に1度は歯磨きを行うことが推奨されます。嫌がる犬に対しては、ガーゼを巻いた指で歯磨きを行うと良いでしょう。また、チキンやバニラ風味の歯磨きペーストなど、犬が好みそうなアイテムを使用することもおすすめです。

歯周病の兆候としては口臭や歯石の蓄積、ヨダレに血が混ざるなどがあります。これらのサインを見逃さないように、定期的な口腔ケアとチェックを行うことが重要です。