ポメラニアン

原産国: ドイツ(ポメラニア地方)
体重: 1.9〜3.5kg 体高: 20〜30cm
性格・魅力
モフモフの毛玉のような見た目で近づいてきて、あなたの膝の上を奪い取り、「ここは私の場所」とばかりに堂々と鎮座するポメラニアン。自分が小さいことを全く気にしていない、むしろ「自分が世界の中心」と信じて疑わない自己肯定感の塊です。
活発で好奇心旺盛、社交的で遊び好き。でも同時に賢くて、飼い主の感情を読む能力が高いため、しつけもスムーズに進みやすいです。甘やかしすぎると「スモールドッグシンドローム」になりやすいので、小さくても毅然とした態度でしつけることが大切です。
おもしろ歴史
今のポメラニアンは小さくてモフモフですが、祖先は体重約14kgのスピッツ系そり犬でした。小型化を進めたのはヴィクトリア女王です。1888年、イタリア旅行中に小さなポメラニアンに出会い一目惚れ。帰国後に積極的に小型化の繁殖を進め、現在のサイズに近づいたとされています。
もう一つの有名エピソードが1912年のタイタニック号沈没事故。救命ボートに乗ることができた乗客の中に、ポメラニアンを抱いた飼い主が2名おり、そのポメラニアン2頭が生き残ったと記録されています。歴史の生き証人でもある犬種です。
「モーツァルトはポメラニアンを飼っていた」という説があり、「Pimperl(ピンパール)」という名前の愛犬に向けた詩を残しています。クリエイターに好かれる犬種なのかもしれません。
飼育のポイント
ダブルコートの豊かな被毛は、週2〜3回のブラッシングが必要です。換毛期(春・秋)は大量に抜けるため毎日のケアが必須になります。運動量は小型犬の中では多めで、毎日30分程度の散歩が理想です。体が小さくても、ただ抱っこしているだけでは運動不足になります。
寒さには比較的強いですが、暑さには弱め。夏の散歩は朝夕の涼しい時間帯に、室内ではエアコンで適温を保ちましょう。
かかりやすい病気
「膝蓋骨脱臼(パテラ)」と「気管虚脱」に注意が必要です。首輪の引っ張りが気管虚脱を悪化させるため、ハーネスでの散歩が推奨されます。また、「脱毛症(ブラック・スキン・ディジーズ)」という皮膚病がポメラニアンに多く見られます。大人になってから毛が薄くなってきたら受診してください。歯が小さいため歯周病にもなりやすく、毎日の歯磨きが大切です。
ワンダフル豆知識
ポメラニアンの「回転」は世界一かわいい動作のひとつとして世界中でバズり続けています。機嫌がいいときにクルクル回る姿を動画に撮れば、SNSで大反響間違いなし。まさにSNS時代に生まれるべくして生まれた犬種です。
