プードル
原産国
フランス
体重
スタンダードプードル:20〜32kg
ミニチュアプードル:7〜8kg
トイプードル:2〜2.5kg
体高
スタンダードプードル:45cm以上
ミニチュアプードル:28〜38cm
トイプードル:24〜28cm
性格や魅力
プードルは、その知性と優雅さで知られています。非常に聡明で、運動能力があり、好奇心が強いです。家族に対しては愛情深く、他人や他犬に対しても上手に接します。その知性から、訓練も素早く学び、訓練を楽しむ傾向があります。また、その美しいカールの毛は、まるで常にパーマをかけているかのような魅力を放っています。
歴史
プードルはフランスの代表的な犬ですが、その起源はロシアまたは中央アジア北部とされています。彼らはヨーロッパを横断し、地域の犬と交雑しながら広がっていき、最終的にはドイツからフランスへと入ってきました。初期のプードルは、まったくの使役犬で、荷車を引いたり、水猟犬としてカモ狩りに従事していました。その後、その美しさと知性が認められ、上流階級の間で愛玩犬として人気を博すようになりました。
飼育の注意点
プードルは活発な犬種で、定期的な運動を必要とします。散歩や遊び、犬種スポーツなどを通じてそのエネルギーを発散させることが重要です。また、その毛が抜けにくいことから、手入れが楽だと考えられがちですが、実はそうではありません。その独特のカール毛は絡まりやすく、定期的なブラッシングが必要です。また、ブラッシングをしないと、巻き毛の中にゴミやほこりが入ってしまうことがよくあります。少なくとも週に2~3回、できれば毎日ブラッシングを行いましょう。
さらに、プードルは特に注意したい病気がいくつかあります。その中でも、クッシング症候群という副腎にかかわる内分泌由来の疾患が好発するとされています。多飲多尿などの症状があり、脱毛や肥満、疲れやすく元気がなくなるというものです。診断には血液検査が必要です。具体的な病気がないのに元気がないなどの異変を感じたら、早めに検査をするようにしましょう。
また、骨が細いため骨折が多い犬種でもあります。運動能力と訓練性能を生かして、ドッグスポーツを楽しむプードルが増えていますが、手足の細さの割にボディががっちりして体重があるため、高い所から飛び降りたり、ハイジャンプに挑戦したりして骨折してしまうことが多いようです。そのため、無理のない運動を心がけましょう。
これらの情報を踏まえて、プードルとの生活を楽しみましょう。