ゴールデンレトリバー
英語表記
Golden Retriever
原産国
イギリス
サイズ
大型犬
グループ
8G
体高
58cm~61cm
体重
29kg~34kg
性格や魅力
彼らは驚くほど知的で落ち着いていて、人間に対する洞察力が豊かな犬種です。人間に対する愛情は底なしで、遊び好きで、ときどき喜びすぎてパーティーを始めてしまうような、ちょっと子供っぽい一面も持っています。しっかりと教育すれば、子供の最高の遊び相手にもなることでしょう。
歴史
ゴールデンレトリバーの歴史は、19世紀のイギリスの伯爵によって作られたニューファンドランドとウェイビー・コーテッドレトリバーの交配による、黄色の長毛の犬に始まります。この犬は、その後さまざまな犬種との交配を経て、現在のゴールデンレトリバーに近い形になったとされています。ゴールデンレトリバーはラブラドールレトリバーとは成り立ちが異なる犬種であり、頭蓋骨の形や長毛などからその血縁の違いが推測できます。
飼育の注意点
ゴールデンレトリバーは活動的な性格の持ち主なので、毎日の散歩が欠かせません。ただし、単調な散歩だけでは退屈してしまうこともあるので、ボール投げや引っ張りっこなどの遊び要素を取り入れることが大切です。彼らは社交的な犬種なので、一人でいる時間が長いと問題行動を起こす可能性があります。十分なコミュニケーションをとり、社会性を身につけさせることが大切です。 また、彼らはとても食いしん坊なので ご飯を書き込みすぎて胃捻転や腸捻転を起こすことなどもある他、 おもちゃや靴下などを飲み込んでしまうこともあります。 食事や物の管理には十分な注意が必要です。
罹りやすい病気
ゴールデンレトリバーは癌や股関節形成不全のリスクがありますが、繁殖家の努力によりその傾向は減少しています。また、食いしん坊であるため、肥満になりやすいのがゴールデンレトリバーです。肥満は心臓病、糖尿病、関節問題など、さまざまな健康問題を引き起こす可能性があります。食事の管理と適度な運動を続けることが重要です。
また、ゴールデンレトリバーは皮膚の問題にも悩まされやすいです。これには食物や環境のアレルギーが含まれます。犬の皮膚問題は痒みや肌の赤み、毛皮の変色などの症状で現れることが多いです。異常が見られた場合は、すぐに獣医に相談することをお勧めします。
目の病気もゴールデンレトリバーにとって一般的です。これにはカタラクトや進行性網膜萎縮症(PRA)などがあります。これらの病気は視力を低下させ、最悪の場合は失明につながる可能性があるので、定期的な目の検診が必要です。
ゴールデンレトリバーは垂れ耳の犬種なので、耳の内部の通気性が低く、耳道炎を起こしやすいという特性があります。そのため、定期的な耳のチェックと清掃が必要です。特に湿った環境や水泳後は、耳の内部が湿っていると細菌やカビの繁殖を促してしまう可能性がありますので、特別な注意が必要です。
これらのリスクを把握し、愛犬の健康管理に役立ててください。