寝る前や排泄前にその場でくるくると回転する犬の行動、不思議ですよね。実はこれ、ちゃんとした本能的な理由があります。
寝る前のぐるぐるは「巣作り」の名残
野生の犬やオオカミは、寝る前に草や落ち葉を足で踏み固めて「快適な寝床」を作っていました。くるくると回ることで地面を平らにし、危険な生き物(蛇や虫)を追い払う効果もあったとされています。今では柔らかいベッドの上でもぐるぐるするのはその名残です。
トイレ前のぐるぐるは「安全確認」
排泄中は無防備になるため、野生の犬は排泄前に周囲を確認していました。くるくると回ることで360度の視野を確保し、危険がないかチェックするのです。また、体勢を整えるためにも回転することがあります。
面白い研究:犬はコンパスを持っている?
2013年のチェコの研究によると、犬は排泄するとき南北の磁場の軸に体を合わせる傾向があることがわかりました。地磁気を感知する能力があり、それを確認するためにくるくる回るという説もあります。犬が天然のコンパスを持っているというのは驚きですね。
過度のぐるぐるは要注意
通常1〜3回の回転は問題ありませんが、長時間止まらないくるくる回転が続く場合は、強迫性障害や前庭疾患(耳の問題)の可能性があります。異常に思えるくらいぐるぐるが続くなら動物病院に相談しましょう。







