おしっこの色が普段と違ったら注意!
愛犬の多飲多尿は潜在的な病気のサインとなり得ます。1日の飲水量が体重1kgあたり100mlを超えると、獣医師はこれを多飲と診断します。また、尿は病気の症状として異変が現れやすく、色やニオイ、濁りなど変わった様子がないかを毎日確認することが重要です。
通常、尿は薄い黄色が健康的です。朝一番の尿が濃い色でも問題ありませんが、日中の尿も濃い黄色である場合、肝機能の低下や脱水症状などの可能性があります。また、タマネギ中毒、フィラリア症、膀胱炎、膀胱がん、溶血性貧血などの場合、尿の色がオレンジや赤、茶色になることがあります。
多飲多尿症状は、腎臓病、糖尿病、尿崩症、クッシング症候群、子宮蓄膿症などの病気で見られ、水を頻繁に飲むと尿の色が透明になり、尿の量も増えます。また、排尿時に痛がる、尿がわずかしか出ない場合は、膀胱や尿道に炎症や結石ができている可能性があります。
尿の異変、例えば、ニオイが強い、ベタベタしている、濁っている、キラキラした粒が混ざるなどが見られた場合は、すぐに病院に連れて行くべきです。愛犬の尿に異変を感じたら、迷わず病院へ連れて行くことが大切です。